「NBA Rakuten」は、8月2日(日)午前9時30分からロサンゼルス・レイカーズ対トロント・ラプターズ戦を配信する。優勝候補と目される両チームが激突する一戦で注目となるのが、アンソニー・デイビス(レイカーズ)とパスカル・シアカム(ラプターズ)によるオールスターフォワード対決だ。 7月31日の再開シーズン開幕戦で、レイカーズはライバルであるロサンゼルス・クリッパーズを撃破し、シーズン50勝目(14敗戦)を飾った。レブロン・ジェームズが、試合残り1分26秒から決勝点を含む4得点を挙げ、クリッパーズが同点を狙った最後のポゼッションでも、カワイ・レナードとポール・ジョージ相手に完璧なディフェンスを披露してヒーローとなったが、この試合におけるMVPはデイビスで間違いないだろう。 練習試合で負傷した目の怪我により出場が危ぶまれたが、コートに立てばそこにデイビスを止められるものはいなかった。第1クォーターに14得点とスタートダッシュを決めると、最終的に両チーム最多となる34得点、8リバウンド、4アシストと圧巻のパフォーマンスを披露。守備でも、持ち前の機動力を生かして広範囲をカバー。クリッパーズにイージーショットを許さず、今季の最優秀守備選手の候補として名が挙がるその理由を証明してみせた。平均失点数1位とリーグ屈指の堅守を誇るラプターズとの一戦でも、攻守でチームを牽引することが期待される。
ディフェンディングチャンプのラプターズは、練習試合の最終戦こそ落としたものの、再開シーズン初戦に向けて上々の仕上がりを見せている。とりわけ目立っていたのが今季エースとしての地位を確立させたシアカムだ。3試合に出場した練習試合では、平均22.7分で16.0得点、フィールゴール成功率51.6%、3ポイント成功率41.1%を記録。「3か月の間、シュートを打っていなかった」と言っていたのが嘘に聞こえるほどの好調ぶりを披露していた。 得意にするドライブからのスピンムーブだけでなく、クロスオーバーからのプルアップやステップバック3ポイントも沈めるなど、以前にも増してプレイの幅が広がっている印象もあり、リーグ最高峰のディフェンダーであるデイビスと言えど止めるのは至難の技だろう。昨年11月に一度対戦した際も、24得点、11リバウンド、4アシスト、3ブロック、1スティールとスタッツシートを埋めるオールラウンドな活躍で、レイカーズ撃破に貢献している。 そのリーグトップクラスの万能性を生かすべく、ニック・ナースHC(ヘッドコーチ)が練習試合で何度か試していた、シアカムをポイントガードに据え、サージ・イバカとマルク・ガソルを併用する“ジャンボ・ラインナップ”も見逃せないポイントとなる。 なお、「NBA Rakuten」の日本語配信では、Bリーグ 京都ハンナリーズの松井啓十郎選手が解説、加藤暁さんが実況を務める。