先日2度目のバブル(隔離地域)入りをしたニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンが正式に隔離期間を終え、チームに合流することが分かった。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキ記者が、「ウィリアムソンは隔離期間をクリアし、本日28日の夕方(日本時間29日)にあるチーム練習に参加する予定」と自身のツイッターにて伝えている。 ウィリアムソンは家族の事情により、7月16日(同17日)にウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内のバブルを離脱。その後、24日(同25日)夜に再び現地入りし、リーグの規則に従い4日間の隔離生活を送っていた。
隔離期間が4日以上必要となる可能性もあったが、27日(同28日)の時点でペリカンズのアルビン・ジェントリーHC(ヘッドコーチ)は「私たちにとって幸運なことに、彼はここにいる。彼は明日、隔離を終えるだろう。彼の復帰を嬉しく思う」と発言し、ウィリアムソンの合流を示唆していた。 3試合行われたスクリメージ(練習試合)には出場することができなかったウィリアムソンだが、再開シーズン初戦となる30日(同31日)のユタ・ジャズ戦に出場することが可能となった。ジェントリーHCは、ウィリアムソンが実際にプレイするかは29日(同30日)の練習で判断するとしている。 2019年ドラフト全体1位指名の新人ウィリアムソンは、故障によりデビューが1月下旬まで遅れたが、そこから19試合に出場して平均23.6得点、6.8リバウンド、2.2アシストとチームの中心選手として活躍。バブル離脱当初は復帰時期が不透明だっただけに、ペリカンズにとっては最大の懸念材料が解消されたことになる。 28勝36敗でウェスタン・カンファレンス10位につけるペリカンズ。再開シーズンでは、3.5ゲーム差で追走する同8位(32勝33敗)メンフィス・グリズリーズらと、ウェスト最後のプレイオフ出場権を懸けて争うことになる。