ボストン・セルティックスのブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)は、エースのケンバ・ウォーカーが負った左膝の怪我は順調に回復しているものの、7月24日(同25日)に行われるオクラホマシティ・サンダーとのスクリメージ(練習試合)を欠場する予定であると、21日(同22日)の練習後に発表した。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者が以下のようにスティーブンスHCのコメントを紹介している。 「ケンバ(ウォーカー)は、今朝に1時間だけ練習した。合同練習には参加していないが、明日に検査を受けた上で、木曜日の朝の練習には参加する予定だ。前日の練習に参加したとしても金曜日のオクラホマシティ戦はプレイしないだろう。けど、彼の状態はすごくいいよ」
新型コロナウイルスの影響でリーグが中断される前から左膝に問題を抱えていたウォーカーは、チームの練習施設で個別ワークアウトが再開された6月下旬の時点で順調に回復していると記者団に伝えていた。しかし、ウォーカーは先週、再び左膝に痛みと違和感があることを明かしたと同時に、プレイオフまでには完全回復するつもりであるという。 「僕が怪我で多くの試合を欠場することは今まで無かったからフラストレーションが溜まっている。とは言っても、順調に回復しているし、復帰時期も近づいているからそこまで心配はしていない。復帰後は今まで以上に良い状態になっていると思うよ」 ほとんどのシーズンで数試合のみの欠場だったウォーカーは今季、珍しく14試合を欠場したが、その大半が左膝の問題によるものだった。今季50試合に出場したウォーカーは、平均21.2得点、4.1リバウンド、4.9アシストをマークしているほか、リーダーシップを発揮し、チームに貢献している。 セルティックスは今季、イースタン・カンファレンス3位(43勝21敗)につけており、プレイオフ進出をすでに確定させている。チームがプレイオフで勝ち上がるためには、万全な状態のウォーカーが不可欠となるだろう。