ロサンゼルス・クリッパーズのルー・ウィリアムズは、かつて全米で広がっている人種差別撲滅の抗議活動への影響などを考慮し、リーグ再開に出場すべきか悩んでいた選手の1人だった。数週間前には、出場の可能性については五分五分であると明かしていた。 そこから今、ウィリアムズはオーランドでチームメイトと一緒にトレーニングを行っている。『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者の取材に対し、リーグ再開に参加すると決めた理由を次のように語っている。
「俺たちはチームとして、全員で出場するか、欠場するかの決断を下した。俺はこのグループの一員だ。個人として強く感じている想いや考えはいろいろとあるけど、俺はチームの一員として行動する」 リーグ屈指のシックスマンとして高い評価を受けるウィリアムズは、今シーズンここまで60試合出場で平均18.7得点、5.7アシスト、3.1リバウンドを記録。1試合平均20得点以上を挙げるカワイ・レナードとポール・ジョージが加入したなかでも、昨シーズン(平均20得点、5.4アシスト、3.0リバウンド)とほぼ変わらない安定のパフォーマンスを披露している。 プレイオフで勝ち抜くためには欠かせない戦力なだけに、ウィリアムズのシーズン参加はチームにとっては吉報となった。クリッパーズは、現在ウェスタン・カンファレンス2位につけ、悲願のリーグ初制覇を目指している。