ジャズのルディ・ゴベア、不仲説のドノバン・ミッチェルに言及「彼が脚光を浴びても構わない」

ユタ・ジャズのルディ・ゴベアは過去2年連続で最優秀守備選手に輝き、今季も平均15.1得点、13.7リバウンド、2.0ブロックを記録するなど、リーグ屈指のセンターとして地位を築いている。7月30日(日本時間31日)にフロリダ州オーランドで再開されるシーズンで成功を収めるには、不仲が囁かれたドノバン・ミッチェルとの関係が鍵を握るが、本人はすでに“わだかまり”は解消したと強調している。 3月11日(同12日)にゴベアが新型コロナウイルスの陽性と診断されたことを受け、NBAはシーズン中断を発表。後日、今季チームトップの平均24.2得点を挙げている同僚ミッチェルからも陽性反応が出た。

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『ESPN』のティム・マクマホン記者によれば、ゴベアは3月12日(同13日)にミッチェルへ電話。さらにテキストメッセージ、インスタグラムでダイレクトメッセージも送信したが、ミッチェルは反応しなかったという。ゴベアは当時をこのように振り返っている。 「俺はドノバンを責めることはしない。みんなそれぞれが違う性格だからね。新型コロナウイルスで陽性反応、これは恐ろしい経験だった。彼にとってもそうだっただろう。だけど、最も重要なのはそこから何をするかさ」 そして、中断期間に突入して1か月を経過した頃、ゴベアとミッチェルは対話の場を持った。そこでお互いの意見をぶつけ、勝利のために力を合わせることを改めて確認したという。 「俺たちは同じページにいる。2人とも勝ちたいと思っているし、お互いが必要だとも分かっている。多くのことを話し合った。たとえウイルスのことがなくとも、俺たちは完璧じゃない。人間関係とはそういうもの。お互いを尊重するのが大事だ。俺はドノバンが脚光を浴びても構わない。試合に勝ちたい。それだけさ。ドノバンは明るい性格で、俺のプレイよりも見ていて楽しい。もし俺が12歳だったら、くそったれのルディ・ゴベアは見たくない。ドノバン・ミッチェルを見るよ。彼がディフェンスを越えて驚異的なレイアップやダンクを決める姿をね」 2013年のドラフト1巡目27位指名でNBA入りしたゴベアは、2014-15シーズン途中から主力に定着。ウイングスパン236cmという手足の長さを生かした迫力あるディフェンスを武器に、17年から3年連続でオールディフェンシブ1stチームに選出されており、トップセンターの1人に成長を遂げた。 ジャズはロサンゼルス・レイカーズ(49勝14敗)、ロサンゼルス・クリッパーズ(44勝20敗)、デンバー・ナゲッツ(43勝22敗)に次ぐカンファレンス4位(41勝23敗)でシーズン再開を迎える。ゴベアとミッチェルが絶妙なハーモニーを奏でれば、ライバルたちにとっても脅威の存在になるだろう。

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