シカゴ・ブルズで6度の優勝を経験したレジェンドのスコッティ・ピッペンが、リモート出演した『ESPN』の『The Jump』の中で、ボストン・セルティックスが再開後のシーズンで優勝するためのキーマンとしてジェイソン・テイタムの名前を挙げた。 「テイタムがオフェンス面でチームを引っ張ることができれば、セルティックスは快進撃を見せるだろう。テイタムは、優勝候補のチームでベストの選手になるための準備が整っていると思う」
名門デューク大学出身で、2017年のNBAドラフト1巡目全体3位という高順位で指名されてセルティックスに入団したテイタムは、今シーズンのセルティックスの選手の中でトップの平均得点(23.6得点)を記録し、NBAオールスターにも初出場を果たした。 セルティックスでは、ケンバ・ウォーカー(平均21.2得点)、ジェイレン・ブラウン(平均20.4得点)、ゴードン・ヘイワード(平均17.3得点)らも、チームのエース級の数字を記録しているが、なかでもテイタムは、サイズもあり(身長203cm)、中からでも外からでも得点を決められることから(スリーポイントシュート成功率39.8%)、スモールラインナップ全盛のリーグの中でトップクラスのフォワードとして注目を集める存在になっている。 プレイオフが中盤を迎える9月には、ヘイワードが妻の出産に立ち会うためにオーランドを離れることになっているため、22歳のテイタムの得点力にかかる期待は今まで以上に大きくなるはずだ。