マイアミ・ヒートの新人タイラー・ヒーローが、シーズン中断中にいろいろな選手のシューティング映像を参考にしたことを明かした。 『South Florida Sun Sentinel』のアイラ・ウィンダーマン記者のインタビューの中で、ヒーローは以下のように語っている。
「クレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、レイ・アレン、CJ・マッカラム(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、スティーブ・ナッシュ、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)らの映像を見て、それぞれの選手から異なるポイントをピックアップした。クレイとレイはキャッチ&シュートの名手だ。だから、彼らの映像を見る時には、特にその点に関して注目した。自分で選んだ選手だけでなく、コーチに勧められて研究した選手もいるが、どの選手からも新しいことを学ぶことができるし、その様々なポイントを試合に活かしたいと思っているんだ」 名門ケンタッキー大学出身で、2019年のNBAドラフト1巡目13位でヒートに入団したヒーローは、高いシュート力を武器にしてNBAデビュー早々から活躍し、今年のオールスター・ウィークエンドのライジングスターズ・チャレンジやスリーポイントシュート・コンテストの出場候補になったが、直前に負った足首の怪我によってそれらの出場を断念し、それ以降のレギュラーシーズンも欠場していた。 しかし、NBAが中断したことにより、ヒーローはルーキーシーズンの終盤とプレイオフをプレイするチャンスを得た。 中断前の47試合(うち6試合に先発)で、1試合平均12.9得点、4.0リバウンド、1.9アシスト、3ポイントシュート成功率39.1%という好成績を記録したヒーローの復帰は、ヒートにとって大きなプラスになるはずだ。