感染症の権威が「非常に独創的」とNBAのシーズン再開案を支持

7月30日(日本時間31日)にシーズンの再開を予定しているとされるNBAだが、米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ医師が、そのシーズン再開案を支持していると、6月14日(同15日)に『NBA.com』が報じた。 アメリカを代表する研究者であるファウチ医師は、長年にわたり様々な感染症と戦ってきた経験を持っており、3月末にゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーと共同で新型コロナウイルスに関する質疑応答をライブ配信したほか、様々なメディアで同ウイルスに関する情報を提供している。 『NBA.com』の記事によると、ファウチ医師は『Stadium』の番組ホストを務めるマイケル・キムとのインタビューで、リーグが発表したシーズン再開案について、他のプロリーグが参考にする可能性がある「非常に独創的」な計画だと述べ、リーグが安全性を十分に考慮した上で発表した同案を支持した。 「NBAのシーズン再開案を確認しましたが、リーグは可能な限り選手や関係者にとって安全な状況を作り出せるよう努めています。再開されるシーズンに参加予定の選手や関係者に義務付けられるPCR検査をはじめ、リーグはあらゆる側面で安全性を保つための配慮を施しています」 リーグが発表したシーズン再開案では、フロリダ州オーランドにある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」にて、選手や関係者たちを隔離し、観客を動員せずに試合が行われる予定となっている。 リーグは、シーズンに参加する選手にPCR検査を義務付けるなど、選手の安全を最優先にした上で同案の導入を決定。ただ、安全面の懸念に加え、現在アメリカをはじめ世界各地で行われている人種差別抗議デモの妨げになりかねないという政治的理由からシーズン再開に不安を抱く選手が続出しているとの報道も出てきている。

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