NBAは、フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニーワールドに22チームを集めて2019-20シーズンを再開することが濃厚と見られている。その場合に懸念される問題の1つとして、中立地かつ無観客で試合をすることにより、従来の”ホームとアウェイ”という概念が無くなる点が挙げられている。特に、プレイオフでは上位シードのチームにはホームゲームの試合数が1試合多い『ホームコート・アドバンテージ』が与えられるため、その優位性が無くなるのは見過ごせない。 そこで、プレイオフで上位シード獲得が濃厚な複数のチームの重役たちは、中立地で開催される今年のプレイオフでホームコート・アドバンテージを付加する方法について、いくつかの案をNBAに提言する準備をしているという。 『ESPN』によると、チーム側は上位シードのチームが得られる権利として以下のような案をNBAに提案するそうだ。 ■第2~4クォーターにおいて、最初のポゼッションの権利を得る。 ■上位シードのチームの選手のうち1名は、7ファウル目でファウルアウトになる(通常は6ファウル)。 ■コーチによるチャレンジの権利が1回多くなる。 ■自分たちのホームアリーナのフロアを中立地に持ち込める。 ■プレイオフの間に滞在するホテルを選べる。 『ESPN』の取材に対し、あるチームの重役は「NBAはホームコート・アドバンテージについても対処しなければならない。もちろん、それは最優先事項ではないが」とコメントしている。