シカゴ・ブルズのラウリ・マルカネンは、ジム・ボイレンHC(ヘッドコーチ)の下で伸び悩んでいる。ブルズでは複数の選手がボイレンHCに対して不満を漏らしていると報じられていたが、今季スタッツが急激に落ちたマルカネンもトレードを要求する可能性があると噂されていた。 新型コロナウイルスの影響により大幅にサラリーキャップが引き下げされることが予想される状況下で、2022年に制限付きフリーエージェントとなるマルカネンが、チームと長期の再契約を締結させる可能性は低いと見られていた。しかし、フィンランド出身のビッグマンはチームに残留する意思があることを『On Tap Sports Net』の取材で明かしている。 「僕はシカゴに残りたいし、延長契約にサインするつもりだ。考えるまでもないよ。僕はこの街を愛してるからね」 ボイレンがHCに就任して以降、マルカネンは出場時間が減り、それと比例するようにほかの成績も下降。今季は平均14.7得点、6.3リバウンド、0.5ブロックと、ほぼ全ての項目で自己最低の数字を記録している。 2017年のドラフトで全体7位指名を受けたマルカネンは、ブルズを再建に導く重要な選手の1人として見られており、昨季は平均18.7得点、9.0リバウンドと、その期待に応えるパフォーマンスを見せていた。チーム残留の意思を公言した23歳のビッグマンが、今後どのような活躍を見せるか注目だ。