ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールは、ブルックリン・ネッツがトレードを画策しているという噂が浮上したが、代理人がきっぱりと否定している。 『ニューヨーク・デイリーニュース』は5月21日(日本時間22日)、ネッツがケビン・デュラントとカイリー・アービングと組んで“ビッグ3”を形成できるタレントの獲得を球団内で検討し、リーグ2位の平均30.5得点、4.2リバウンド、6.1アシストを記録しているビールに白羽の矢が立ったと報じた。 ビールは昨年に2年7200万ドル(約77億6000万円)の延長契約にサインしており、同10月の記者会見では「僕をフランチャイズプレイヤー、組織の一部と考えてくれているのは光栄なことだ。それだけの愛、リスペクト、責任はほかのどのチームからも得られない」とウィザーズへの忠誠心を誓っていた。 しかし、来季年俸が2900万ドル(約31億2000万円)のビールを獲得するうえでは、年俸で釣り合う選手を放出しなければならない点、アービングとデュラントがいるなかにもう1人のスコアラーを加えるリスクなどが指摘されていたが、ビール側としても“寝耳に水”の報道だったようだ。ビールの代理人を務めるマーク・バーテルスタイン氏が、『Forbes』のアダム・ザゴリア記者に対して噂を完全否定した。 「(ほかのチームに)ビールを獲得できるチャンスなんてない。だからこそ、彼はウィザーズと再契約したんだ。ビールはワシントンに残りたかったから再契約したし、ウィザーズも彼を(フランチャイズプレイヤーの1人として)キープしたかったからだ」 ビールの去就は、新人の八村塁がウィザーズでキャリアを歩んでいくうえで大きなファクターとなるだけに、今後も大きな注目を集めそうだ。