クローン病と戦うラリー・ナンスJr.、再開の不安吐露「リーグの理解が得られることを望む」

クリーブランド・キャバリアーズは新型コロナウイルスの影響で閉鎖していた練習施設を5月8日(日本時間9日)から開放し、選手たちは自己判断で個別トレーニングを行っている。ケビン・ラブら練習施設を利用している7人のうちの1人であるラリー・ナンスJr.は、シーズン再開に少なからず不安を持っていることを『ESPN』で明かしている。 レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)とステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)に次ぐ現役3人目のアクロン出身選手であるナンスJr.は、初代ダンクコンテスト王者ナンスSr.の息子らしく抜群の身体能力が武器。5年目の今季は主にベンチスタートながら、キャリアハイの平均10.1得点、7.3リバウンド、2.2アシストを記録してきた。 一方で、高校時代に難病であるクローン病(消化管に炎症が起きて潰瘍ができる原因不明の炎症性腸疾)と診断され、過去10年間、薬の投与を受け続けるなかで戦ってきたことでも知られる。 3月11日(同12日)にユタ・ジャズのルディ・ゴベアの新型コロナウイルス感染が発覚した際、その一週間前に対戦していたナンスJr.は「本当に怖い」と不安を吐露していた。世界で最多の感染者と死亡者を出しているアメリカでも、地域によっては規制が緩和され始めているが、シーズン再開には慎重な姿勢を求める声は少なくない。すでに練習施設でトレーニングをしているナンスJr.も、リーグに理解を求めている。 「シーズン再開に不安を感じている人がいるとしたら、リーグからの理解が得られることを望むよ。健康そのものに見えても、一部の人間は見えない問題を抱えている。僕たちは若いし、選手たちの状態を知っていれば、(新型コロナ)ウイルスは他の人間には関係ないものだと考えるかもしれない。でも、僕はまだ怯えているし、ウイルスにはかかりたくない」 消化器専門医に相談し、ウイルスに関して学んできたナンスJr.は、クローン病の治療で続けている点滴が感染予防に役立つ可能性があると知り、わずかに不安が和らいだという。 「僕は細心の注意を払っている。(シーズンが再開された)ドイツのサッカーリーグを見て、選手たちがお互いにどんなやり取りをしているのか、配慮しながらもたくさんのコンタクトがあるのを見た。こういったことを広めていかないといけない」 選手あってのバスケットボール、選手あってのNBAだけに、リーグはプレイする彼らの不安を軽減していくこともシーズン再開には必要だろう。

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