『New York Post』のマーク・バーマン記者によると、ニューヨーク・ニックスのレオン・ローズ新球団社長は、ケビン・ノックスのルーキー契約最終年の契約オプションを行使するかどうか決めかねているそうだ。 2018年のNBAドラフト1巡目9位でニックスに指名されたノックスは、名門ケンタッキー大学出身の若手フォワード。1年目からポテンシャルの高さを示し、チームから期待されていたノックスだが、今シーズンは伸び悩んでいる。 3月2日(日本時間3日)にニックスの球団社長に就任したローズとしては、シーズンの残り数試合でノックスの能力を判断したいところだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズンが中断したことにより、それは難しくなった。 ケンタッキー大のジョン・カリパリHCと親密な関係にあるローズが球団社長に就任することで、同HCの教え子であるノックスの出場時間が増えることが一部では期待されたが、ローズ就任後もノックスの出場時間が変わっていない。その最大の要因はディフェンス力にあると言われている。 攻撃面ではシューティングガードからパワーフォワードまでプレイできる能力を持つノックスだが、ディフェンスでは自分より遅いパワーフォワードしか守ることができない。 さらに、ノックスは最大の売りであるオフェンスでも数字を大きく落としている。今シーズンは、1試合平均12.8得点を記録した昨シーズンのちょうど半分となる6.4得点しか取れていない。 ローズ新球団社長は、今秋にノックスのルーキー契約最終年(4年目)における580万ドル(約6億3,000万円)の契約オプションを行使するかどうかを判断する必要がある。ポテンシャルは高いがまだ荒削りのノックスを、果たしてニックスは再建のピースと判断するのか。