マイアミ・ヒートのゴラン・ドラギッチは、オフシーズンの恒例である母国スロベニアへの帰省を諦めることを検討していることを、3月31日(日本時間4月1日)に『ESPN』の取材で明かした。ドラギッチは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断中のリーグが再開され、シーズン終了が延期になった場合、オフシーズンも家族とマイアミに残ることを検討している。 ドラギッチの両親が同ウイルスの影響でスロベニアに帰省しているなか、彼は妻と2人の子供たちと地元マイアミに残る決断を下した。「スロベニア政府が、海外にいる全国民にスロベニアへの帰省を命じたため、僕の両親は国へ帰った」と同取材で語ったドラギッチは、「でも僕の状況は違う。ここ(マイアミ)が僕のホームだからね。アメリカで健康保険に入っているし、帰る家もあるから僕はここに残るよ」と続けた。 ドラギッチの弟で、現在ユーロリーグでプレイするゾランもまた、スペインで自主隔離を命じられた後、スロベニアに帰省している。現在スロベニアでも自主隔離を命じられているゾランは、数週間ホテルを離れられずにいる。 同ウイルスの影響で世界中がパニックに陥るなか、ドラギッチはいつリーグが再開されるか分からない状況下で正常性を保とうとしている。ウェブ会議ツールにて、毎日チームのトレーニングに参加しているドラギッチは、「隔離された状態でも僕らはベストを尽くしている」と同取材で語った。 さらに、「家の周りをランニングしている。コンディション維持はできているよ」と語ったドラギッチは、自主的なトレーニングも欠かしていない。そんなドラギッチは今季、平均16.1得点、5.1アシストを挙げていた。