新型コロナウイルスの感染拡大によってシーズン中断中のNBAは、状況が良くなり再開となった場合、どんな形式で実施するべきなのか議論されている。ただ、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、シーズン再開となっても自分たちが試合を戦うことに懐疑的だ。 ケビン・デュラントのFA移籍などオフの抜本的なチーム再編に加え、シーズン序盤に大黒柱ステフィン・カリーが左手骨折で長期離脱するトラブルに見舞われたウォリアーズは開幕から低空飛行。中断前の成績は15勝50敗とリーグ最下位で、すでにプレイオフ進出の可能性がなくなっている。 そのため人気ポッドキャスト番組『The Full 48』に出演した際、カーはこのように語っている。 「私たちのシーズンは基本的に終わっている。もし、リーグがなんとか再開しても、時間に追われている中で私たちがレギュラーシーズンの試合をプレイすることはおそらくないだろう」 「優勝に向けてプレイオフレースを戦っているチームは、とても気合いが入っていると感じる。ただ、私たちにとっては健康を維持し、若手選手たちを育てるためのシーズンだった。そのため、シーズン再開において私たちのチームのことは心配していない。ただ、優勝争いの真っ只中にいるチームは気の毒だと思う」