ロサンゼルス・クリッパーズのスティーブ・バルマーオーナーは、現在リーグが中断している影響で少なくとも1,000万ドル(約10億8,000万円)以上の損失が出る見込みと考えている。 経済メディア『ブルームバーグ』の取材に対し、バルマーはこのように語っている。「損失は8桁の額になるだろう。これからシーズン再開前に何を生み出せるのか、失うのかについて取り掛かることになる。ただ、少なくとも純利益においては8桁(1,000万ドル)規模の損失となるだろうね」 ただ、一方でバルマーは従業員の給与保証を重視する方針に変わりはないと強調する。「私たちは職員への給与支払いの継続へ熱心に取り組んでいる。また、私たちと取引のある中小企業への支援も行うつもりだ。プレイオフのために10万ドル(約1,080万円)分のTシャツを作ることを確約していた。会社にその分の金額を払うことは重要だと思っている」 全米有数の富豪であるバルマーは、クリッパーズ周辺に限らず新型コロナウイルス対策への支援を実施。先日には自身の会社である『バルマーグループ』を通して、総額2,500万ドル(約27億円)を自治体や大学に寄付することを発表している。