ロサンゼルス・レイカーズは今季、オールスターブレイクまでの53試合を41勝12敗(勝率77.4%)で乗り切り、ウェスタン・カンファレンス首位を走る。チームの原動力は紛れもなくレブロン・ジェームズと新戦力のアンソニー・デイビスだが、討論番組『Skip and Shannon: Undisputed』でデイビスこそが“より重要”だと識者が主張し、注目を集めている。 “キング”ことレブロンはチーム2位の平均25.0得点に加え、リーグ1位の平均10.8アシストと司令塔として攻撃を牽引。一方、ニューオーリンズ・ペリカンズから加入したデイビスはインサイドの要として、リーグ9位の平均26.6得点、9.2リバウンド、2.37ブロック、1.57スティールとオールラウンドな活躍を見せている。 「誰がレイカーズで最も価値があるか」というテーマにおいて、『FOXスポーツ』のコメンテーターを務めるクリス・ブルサード氏はレブロンと回答。「レイカーズで最も重要な選手で、ベストな選手なのは明らかだ。レブロンがボールを運び、オフェンスの起点となり、他の選手のオープンショットを作っている。勝負どころでは自分でビッグショットを決められる」と主張した。 これに「同意できない」と反対の声を上げたのが、『ESPN』のスポーツアナリストを務めるロブ・パーカー氏だ。レブロンを擁しながらプレイオフ進出を逃した昨季(37勝45敗)を引き合いに出し、“デイビス最重要説”を繰り広げた。 「アンソニー・デイビスは、レイカーズがタイトル獲得候補である理由だ。レブロンはそれを分かっている。レブロンは他の選手を必要としているんだ。レブロンが優勝するとすれば、AD(デイビス)がいるからだ。(レブロンが)ヒートで優勝した時には(ドゥエイン)ウェイドがいた。キャブズで優勝した時にも(カイリー)アービングがいた」 パーカー氏は、強力なパートナーがいてこそレブロンがより生きるとし、デイビスがレイカーズ優勝のための最も重要なパーツだと訴えた。 はたして、来たるポストシーズンでレブロンとデイビスはどのような活躍を見せるだろうか。