今季初出場のアンドレ・イグダーラ、空白期間に言及「長期休暇を取っているかのようだった」

トレード期限最終日にマイアミ・ヒートへ移籍したアンドレ・イグダーラが、2月9日(日本時間10日)の敵地ポートランド・トレイルブレイザーズ戦で新天地デビューを果たした。 36歳のイグダーラは、2013年から所属したゴールデンステイト・ウォリアーズでスーパーサブとして計3度の優勝に貢献。昨年7月にメンフィス・グリズリーズへトレードされたが、優勝を狙えるチームでのプレイを望み、今季は1試合も出場していなかった。そのなかで、6日(同7日)に3チーム計7人が絡むトレードでヒート行きが決まった。 2019年のNBAファイナル第6戦から約8か月。シーズンも折り返しを過ぎた52試合目のブレイザーズ戦で、イグダーラは自身の2019-20シーズン初戦を迎えた。第1クォーター途中にコートに立ち、23分間のプレイで2得点、6リバウンド、3アシスト、1スティール、1ブロック、「+/-」でチーム2位の+10を記録した。新天地デビュー戦は109-115で敗れてしまったが、『ESPN』によれば、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)はブランクがありながら体脂肪率6%をキープしているイグダーラについて、「彼は異色な存在だ」と語ったという。 2月8日(同9日)のポートランドでの練習から合流したイグダーラも、「今夜は心地が良かった」と充実感を語っている。 「自分がどこにいるかを感じたかった。正直、ファイナル以来、ピックアップゲームさえしていなかったからね。まるで長期休暇を取っているかのようだった。キャリアで多くのゲームを戦ってきたから感情の浮き沈みはもうないけど、ロードで勝つのは難しい。新しい陣容になって、勝つことは僕が感じている以上に重要だ」 エースのジミー・バトラーをサポートし、ヒート優勝の“ラストピース”になれるか。イグダーラの真価が問われることになる。

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