毎日21時から配信しているNBA Rakutenオリジナル番組『NBA情報局DAILY９』では、曜日別で特集を組んでいる。その中で、MC MAMUSHIさんが登場する水曜のコーナー「NBAカルチャー」は、バスケットボールにかかわるショップ等で撮影を行なっている。今回は、1月最終週分でご協力いただいた東京・原宿のカフェ「coast 2 coast」を紹介！ お店のオープンは2012年9月22日。“神様”マイケル・ジョーダン率いるブルズ黄金時代に魅了され、NBAを愛して早25年以上、自身で立ち上げたクラブチームで現在もプレイもしているという生粋のバスケファンであるオーナーのmegさんが、「NBAを語り合える場所がない。それなら自分で始めてみよう」と思い立ったのが「coast 2 coast」誕生のきっかけだった。 コンセプトは「バスケットボールを好きな人、そうでない人、見たことある人、ない人、そんな垣根を超えて純粋にバスケットボールの楽しさ、素晴らしさをSHAREできるような店」 2012年オープン当初はまだ世間のバスケットボールへの関心も高くなかったが、Bリーグの開幕やウォリアーズの快進撃、また渡邊雄太選手（グリズリーズ）や八村塁選手（ウィザーズ）のNBA入りによって徐々に注目度が増し、coast 2 coastも次第に知られるようになってきた。 「coast 2 coastってどういう意味？」としばしば聞かれた店名も、今ではC2Cと略されて呼ばれるようになったと言う。
店内随所にNBAグッズが飾られている
ドアを開けて目に入るのは、奥の壁に書かれたNBAレジェンドたちのウォールペイントだ。よく見れば、左からレイカーズ（シャック＆コービー）、ブルズ（ジョーダン＆ピッペン）、ニックス（ユーイング）など、選手がアメリカの西から東へと横断するかのように描かれている。なお、バスケットボールの用語で自分でリバウンドを取りコートを走り抜けシュートまで行くことを、coast 2 coast（端から端まで）と言う。 さらに、壁には人気漫画「スラムダンク」の作者である井上雄彦氏の桜木花道の絵も。2012年、大のレイカーズファンである井上氏がお店を訪れ、その場でペンを走らせてくれたとmegさんは明かす。この絵の存在が口コミで広がり、来店するお客さんも増えたという。 「描いて頂いた時はもう号泣ですよ（笑）。スラムダンクは自分にとってバイブルなので。そこからこの絵を見に来る方が増えていきました。特にアナウンスはしていなかったんですけど、来ていただいた方からSNSなどで広がっていったみたいです」 そのほか、ケンバ・ウォーカー（ボストン・セルティックス）やサラ・メジリ（元ダラス・マーベリックス／現レアル・マドリード）のサインも見逃せない。
壁には井上雄彦氏による直筆の桜木花道が
オープン当初からのお勧めメニューは、オリジナルカレーとホットドッグ（Dogger）、そしてフライドオレオだ。フライドオレオは2016年のフライドスイーツのブームと重なって、一気に看板メニューとなった。今ではインスタ映えを求める女性がオレオを持って写真を撮り、#friedoreo でどんどん拡散している。
オレオに衣をつけて揚げた人気スイーツ「フライドオレオ」
オープン当初からのお勧めメニュー、オリジナルカレーとホットドッグ（Dogger）
NBA、バスケットボールを愛する人々の憩いの場となっている「coast 2 coast」はオープンから8年、人気の拡大を目の当たりにし、さらなるバスケットボール普及に意欲を見せている。 「ウォリアーズの黄金時代、レブロン・ジェームズの記録、渡邊雄太選手のNBA入り、更に八村選手もドラフトでNBA入りを果たして、日本でのバスケの認知度は8年前と比べて大きく変わってきています。そこに少しは貢献できているかなと感じています。これからもバスケにおいて、coast 2 coastにしかできないカルチャーを発信していきたいと思っています」
coast 2 coast ■所在地 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目12-12 J-Wing Right B1 ■営業時間 平日、土曜 12:30～17:00（ランチ）、17:00～24:00（ディナー） 日曜、祝日 12:30～17:00（ランチ）、17:00～23:00（ディナー） ※不定休