ザイオンとモラントの大型新人が初対決 感慨のユニフォーム交換「想像できなかった」

2019年ドラフト1巡目1位のザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)と、同2位ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)の初対決が現地1月31日に実現した。2人はともに「そんな瞬間は想像できなかった」と振り返っている。 サウスカロライナ州で育った2人は、ザイオンが高校1年生、モラントが同2年生時の夏にAAU(アマチュア運動連合)のチームで共闘した盟友同士。昨年のドラフトでそれぞれ1位、2位指名を受け、新人王レースを牽引すると予想されていたが、ザイオンが右膝半月板損傷により出遅れ、シーズン49試合目にしてようやくプロとしての直接対決が実現した。 本拠地でライバルを迎え撃ったザイオンは、1月22日のデビューから5試合連続で先発出場。第1クォーター残り9分31秒にブランドン・イングラムのパスで初得点をダンクで挙げると、その後も力強いプレイを連発する。アリウープを含めて計4本のダンクを叩き込み、29分間の出場で両チームトップの24得点、6リバウンド、3アシストを記録。アルビン・ジェントリーHC(ヘッドコーチ)に通算500勝目をプレゼントした。一方のモラントは試合に大差がついたこともあり、16得点、1リバウンド、3アシストに終わった。 ザイオンとモラントは試合後、コート上でユニフォームを交換して記念撮影。彼らにとっても感慨深いゲームとなったようだ。『ESPN』はルーキー2人のコメントを伝えている。 「こんな瞬間は想像できなかった。僕らはロールプレイヤーだったんだ。AAUのある大会で、主力がいなかった時にお互いに平均30得点を挙げた。でも、2人ともドラフト1位や2位指名、対戦してユニフォームを交換することなんて考えていなかった」(ザイオン) 「素晴らしい瞬間だった。彼とは本当に仲が良いからね」(モラント) もっとも、モラント自身はザイオンとの直接対決を「ドラフト1位 vs ドラフト2位」の構図として見たことはないと話す。 「メディアは僕とザイオンを比較しようとする。でも、僕はグリズリーズ対ペリカンズだと言うだろう。チームメイトとプレイオフに行くことだけを目指しているからね」 ザイオンとモラントの直接対決は、3月にあと2回予定されている。どのような攻防が繰り広げられるのか、期待は高まるばかりだ。

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