リーグ屈指の実力者でありながら、チームに亀裂を生むような言動で度々そのリーダーシップに疑問符がつくカイリー・アービングが、再びチーム批判とも取れる発言をしてしまったようだ。 現地1月15日、アービングは自身が所属するブルックリン・ネッツがフィラデルフィア・76ersに106対117で敗れた試合後、ネッツが優勝を争うにはなにが必要かとの質問に対し、「僕らが次のレベルに行くには、新たなピースが必要なのは明白」と答えたと『ESPN』が報じている。 同試合で14得点(FG 6/21)を記録したアービングは続けて「チームメイトと共にベストを尽くすよ。移籍とかそういったことは球団としてまた夏に考えることになるだろう」と語り、「とても良い選手は揃っている。ただ僕やKD(ケビン・デュラント)、DJ(ディアンドレ・ジョーダン)、GT(ギャレット・テンプル)、スペンス(スペンサー・ディンウィディー)、キャリス(ルバート)を補完するためのピースがもう1つ、2つ足りないのは明らか」と正直にチームの戦力不足を指摘した。 昨年オフにアービング、デュラントのスターデュオ獲得に成功したネッツ。当初からデュラントは今シーズンを全休するとされていたが、アービングも肩の負傷で26試合に欠場するなど、怪我の影響もあり、ここまでは期待を下回る18勝22敗という結果にとどまっている。 アービングは最後に「健康体を取り戻すのが大事。シーズンが今後どのように展開するかは分からない。だから自分はできる限りのことをして、このチームをリードする。これ以上言い訳はできない。コートで戦い続けるだけ」と語っている。昨シーズン所属したボストン・セルティックスでもチームケミストリーに問題をきたすような発言をしていたアービングだが、果たしてこのコメントに対しネッツのチームメイトはどんな反応を示すのだろうか。