ニックス、他チーム興味のマーカス・モリスは残留か

現地2月6日に設定されたトレードデッドラインが迫るなか、NBAでは移籍にまつわる数多の噂が流れている。 ニューヨーク・ニックスのマーカス・モリスも移籍が噂されるひとりだ。モリスは日本時間1月14日時点で、キャリアハイとなる平均19.1得点、リーグ2位の3ポイント成功率(46.9%)を記録するなど、今季加入したニックスで個人としては出色の活躍を続けている。契約は今シーズン限りで、プレイオフに向けて戦力強化を図るロサンゼルス・クリッパーズやフィラデルフィア・76ersなど、強豪チームのターゲットとなっていると言われている。 トレード市場で今後さらに人気が高まりそうなモリスだが、ニックスには同選手を手放す意向がないことを『ニューヨーク・ポスト』のマーク・バーマン氏が報じている。 同氏によると、ニックスのフロントはモリスを残留させる方向に傾いているとし、放出する場合は見返りとしてスター選手が獲得できる大型のトレードのみを考えているという。そして2020年、または2021年のオフシーズンに向けてサラリーキャップに空きを作ることを目論むニックスは、モリス獲得の対価になりそうな将来の1巡目指名権と無補償契約選手の獲得には興味を示していないと、リーグの情報筋が伝えている。 シーズン序盤は、プレイオフ争いから脱落するようであればモリスを駒に、将来の1巡明指名権、または若手と2巡目指名権の獲得を考えていたとされるニックス。現在11勝29敗でイースタン・カンファレンス14位とすでにプレイオフ進出は絶望的だが、リーダーとして攻守で存在感を示し、そしてスコット・ペリーGMと近しいレイモンド・ブラザーズをエージェントに持つモリスとの再契約をチームは視野に入れていると、バーマン氏は伝えている。 モリスも「自分はこのチームが好きだ。選手たちとも楽しくやっているし、そもそも長く居たいから契約を結んだんだ」と残留に前向きな気持ちを語っている。 『CBS Sports』のサム・クイン記者のように、RJ・バレット(19歳)、ミッチェル・ロビンソン(21歳)、ジュリアス・ランドル(24歳)といった若手の出場時間を、30歳のモリスが奪っていると指摘する声もあるが、最終的にニックスはどのような決断を下すのだろうか。

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