ボストン・セルティックスの新人タッコ・フォールが、現地23日に地元の名門ボストン・ポップ・オーケストラの公演にゲスト指揮者として出演した。身長226cmの注目ルーキーは、満員の観客から拍手で迎えられ、ホリデーシーズンに演奏されるクラシック音楽の定番曲「そりすべり(Sleigh Ride)」でタクトを振るった。 地元紙『ボストン・グローブ』によると、人生初のタキシードを着たフォールは、「良かった。少なくともみんなそう言ってくれているね。」と、自身のパフォーマンスについて振り返っている。 同オーケストラの指揮者キース・ロックハートは、フォールを起用した理由をこう語っている。「街は、このジェントルマンについての話題で持ちきりだ。それは彼の目立つ体格によるものではなく、大きな心と人柄によるもの。短期間で大きな印象を与えてくれている」 また、同紙の取材に対し、コンサート出演に緊張はなかったと答えたフォールは、「母とほぼ毎日、話している。その中で全てが変わったと、よく言っている。ただ、いつも感謝の気持ちを持つように立ち返っている」と、人気者となった現状にも初心を忘れずに謙虚でいることを意識している 今年のドラフト外でセルティックスに入団したフォールは、ここまで3試合出場で平均4.3得点、2.3リバウンド。Gリーグでは8試合出場で平均13.6得点、9リバウンド、2.3ブロックを記録している。