サンズGMが復活のディアンドレ・エイトンに期待「生産的なプレイを」

フェニックス・サンズのディアンドレ・エイトンは、現地12月17日に敵地で行なわれたロサンゼルス・クリッパーズ戦で、薬物規定違反による25試合の出場停止処分が明けて戦列に戻った。ジェームズ・ジョーンズGM(ゼネラルマネージャー)は、『98.7 FM Arizona Sports』で期待の大きさを語っている。 2018年ドラフトでフランチャイズ史上初の全体1位指名で加入したエイトンは、ルーキーイヤーから71試合に出場し、平均16.3得点、10.3リバウンド、フィールドゴール成功率58.5%を記録。3年連続で平均22得点以上を挙げているデビン・ブッカーとともに、チームの中心選手となった。 リッキー・ルビオという待望の司令塔を獲得して迎えた今季、開幕戦で18得点、11リバウンド、4ブロックと攻守で勝利に貢献したが、その翌日にNBAはエイトンに薬物規定違反(利尿剤に陽性反応)があり、25試合の出場停止処分を科したと発表。リーグ全体に大きな衝撃が走った。 チームは主力センターを欠きながら一時は7勝4敗とプレイオフ圏内につけていたものの、ルビオやブッカーの欠場も重なって失速し、11月27日に行われた八村塁が所属するワシントン・ウィザーズ戦に敗れて借金生活に突入。なかなか浮上のきっかけをつかめないなか、12月17日のクリッパーズ戦で出場停止処分の明けたエイトンが約2カ月ぶりにコートに立ったのだ。 先発したエイトンは24分間のプレイで18得点、12リバウンド、3アシストを記録。試合には99-120で敗れたが、巻き返しを図るチームにとっては頼もしい“起爆剤”だろう。 ジョーンズGMも『98.7 FM Arizona Sports』の番組に出演した際、2年目の7フッターへの期待を口にしている。 「ディアンドレ(エイトン)には、みんなが常に多くを望む。得点、支配力、強度……すべてを今よりもっとね。全選手に今以上のことを望むが、周囲が何を望んでいるかを認識しないといけない。より生産的なプレイをしてほしい。彼は上手くプレイしている。当初は(出場停止による)動揺で少し調子が悪いように見えたが、ゲームが進むにつれて落ち着きを取り戻した。本来の姿に戻りつつある。願わくは10~15試合でベストのローテーションを作り上げたい」 サンズは過去3シーズン、ウエスタン・カンファレンスで最下位。エイトン復活を機に2009-10シーズン以来のプレイオフ進出へギアを上げたいところだ。

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