出場停止処分を乗り越えたチャンドラーが明かす“舞台裏”

ブルックリン・ネッツのウィルソン・チャンドラーは、現地12月15日の本拠地フィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦で今年4月以来の公式戦出場を果たした。 今夏にFAでネッツと契約するも、8月にドーピング違反で25試合の出場停止処分が決定。チャンドラーは、ネッツと契約を結ぶ前に、怪我のリハビリの過程で禁止薬物を少量含む処方を受けていたと声明を発表し、自身の過失を認めて謝罪するとともに、処分明け後のシーズンに備えてハードワークを続けることを誓っていた。 そして、25試合の出場停止処分を消化した15日のシクサーズ戦でベンチ入り。第1Q(クォーター)途中、ジョー・ハリスに代わって約8か月ぶりのコートに立った。レギュラーのトーリアン・プリンスがファウルトラブルに陥ったこの日、複数のポジションをこなせる攻守万能なチャンドラーの能力が生きた。 いきなり20分間プレイしたなか、得点こそ2点だったが、リバウンドはチーム3位の7本。加えて2アシスト、1スティール、1ブロック、+/-も「+5」をマークした。カイリー・アービングを故障で欠くチームの攻撃を牽引するスペンサー・ディンウィディーが、「彼は大きなガードをマークでき、パスを出せて、迅速な判断もできる。これは大きなことだよ」と話せば、1学年上のギャレット・テンプルも「ベンチは素晴らしかった」とチャンドラーの復帰を歓迎する。 チャンドラーは開幕から2か月間、同僚たちの戦いをテレビで観ることしかできなかった。シクサーズ戦は2007年のNBAデビュー以来最も不安だったというが、周囲のサポートに感謝を述べる。 「彼ら(ネッツ)はいつでも僕をカット(クビ)にできた。トレーニングスタッフ、コーチ陣は僕と走ってくれた。チームメイトはいつも僕に話しかけてくれ、メッセージを送ってくれた。僕にとってはそれがすべてだ」 ネッツは現在、新エースのアービング不在のなかでプレイオフ圏内のカンファレンス7位をキープしている。ケニー・アトキンソンHC(ヘッドコーチ)にとっても、経験豊富なチャンドラーが選択肢に加わるのは大きいようだ。 「私は彼の運動能力とディフェンス能力が好きだ。彼はウイングにもう一つのオプションを与え、上手くグループにフィットしている。オフェンスでも我々が望んでいることを理解している。彼は決して受け身じゃない。リムに向かい、オープンであればシュートを打つ。喜ばしいサプライズだ」 ネッツが2年連続のプレイオフ進出を狙ううえで、チャンドラーが“隠れたキーマン”になる可能性も決してゼロではないだろう。

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