サンダーの“将軍”、クリス・ポールがリーグトップPGである理由

2005年に20歳でNBA入りしたクリス・ポールは、今年5月に34歳を迎えた。キャリア15年目、これまで積み重ねてきたアシスト数は歴代7位の通算9328本。自身4チーム目となるオクラホマシティ・サンダーに移籍した今季は出場時間を抑えていることもあり、平均6.1アシストとキャリアで最も少ない数字だが、プレーメイクのセンスとパス精度に衰えは一切見られない。 かつてユタ・ジャズで一時代を築いたジョン・ストックトンをロールモデルにしてきた男は、自らの才能の一つに「誰かにオープンショットを与えること」を挙げる。オーバータイムの戦いを制した現地11月15日のフィラデルフィア・76ers戦では、トップの位置からシュートを打つと見せかけ、後方から走ってきたダニーロ・ガリナーリの「C! C!」という声に反応してすかさずパスを出し、3ポイントシュート成功に導いた。 「僕にとって一番大事なことは、シュートが打てる選手にそのチャンスを与えること。それが僕の仕事だ。可能な限り、ベストのシチュエーションを演出したい」 ポールによれば、映像での研究はNBAキャリアにおいて彼のすべてだという。「経験は最高の教師で、最高のツールだ。でも、フィルムを見ることは勉強。家にいる夜にゲームが始まれば、選手の傾向などを学ぶのが僕のスタイルだ」と語るように、トッププレイヤーとして君臨する今も成長のための努力を怠らない。 今季加入したサンダーは若い選手が多く、9人がNBAキャリア2年目以内。その1人であるシャイ・ギルジャス・アレキサンダーは「ポールはコート内外ですべてを教えてくれる」と感謝すれば、3年目のテレンス・ファーガソンも「彼は僕らの将軍だ。コールをかけ、常に話し、選手たちにどこに行くべきかを教えて促し、オープンショットを提供している。僕らは彼を100%信用している」と絶対の信頼を寄せる。 史上6人目の通算1万アシストまで残り672本。ポールが往年の名司令塔マジック・ジョンソンやストックトンと肩を並べて語られる日もそう遠くはないはずだ。

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