AT&Tセンターがエントランスに生体認証システムを導入

現地12月12日、サンアントニオ・スパーズのホーム・アリーナのAT&Tセンターが、バイオテクノロジー企業のCLEAR社とパートナーシップを結んだことを発表した。 このパートナーシップにより、CLEAR社が提供する生体認証システムを使った観客の入場レーンがAT&Tセンターのエントランスに追加される。この生体認証レーンは、スパーズの試合のほかにも、AHL(アメリカン・ホッケー・リーグ)のサンアントニオ・ランページの試合や、コンサートなどのイベントでも使用される。 CLEAR社のスポーツ部門のエド・オブライエン氏は「我々の目標は、会場を訪れたファンが入場ゲートから座席まで安心して移動できるようにすることだ。AT&Tセンターの入場システムは、CLEAR社の技術によって今まで以上に安全で簡単なものになるだろう。加えて、我々は近い将来に更なる革新的な技術をAT&Tセンターに導入することを予定している」とコメントしている。 生体認証システムを使った入場レーンは、AT&Tセンターの東入場口に設置される。 また、今後は、生体認証情報を記録したCLEAR社のIDカードを財布の中に入れているだけで、AT&Tセンター内での飲食物の購入や、グッズの購入といった、あらゆる支払いが可能になる。 AT&Tセンターのバイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるケイシー・ヒバリング氏は、CLEAR社とのパートナーシップについて「ファンに最高の体験を提供することがAT&Tセンターの目標だ。CLEAR社とのパートナーシップを通して、CLEARの会員になったファンは、スパーズやランページの試合や、コンサートやイベントを、迅速かつ安全に楽しむことができるはずだ」とコメントしている。 CLEAR社の生体認証システムは、サンアントニオ国際空港でも既に導入されている。

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