八村塁、“相手越し”の一撃の狙いは「全部ダンクに行くしかない」

ワシントン・ウィザーズのルーキー八村塁は、現地11月27日の敵地フェニックス・サンズ戦に開幕から16試合連続でスタメン出場。当たりの激しいチェックに苦しみながらも守備で持ち味を発揮し、31分間の出場で6得点、6リバウンド、2ブロックと140-132の勝利に貢献した。 ウィザーズは前日の敵地デンバー・ナゲッツ戦で104-117と完敗。八村自身もシュート10本中3本成功、7得点4リバウンドに封じ込められた。 八村によれば、バック・トゥ・バック(連戦)でサンズ戦に臨むにあたって、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)がミーティングで選手たちに喝を入れたという。 この日マッチアップしたのは、身長208cmのダリオ・シャリッチ。第1Q(クォーター)にドライブから狙ったランニングシュートを阻まれ、第2Qには速攻からダンクに行くも、相手エースのデビン・ブッカーに背後から完璧にブロックされた。会場のトーキング・スティック・リゾート・アリーナが大きく沸いたワンシーンを、八村は「どう考えてもファウルをされたんですけど、(審判がコールしないので僕は)ただコートに倒れただけです(笑)」と振り返る。 ドライブからのレイアップやゴール下のシュートが警戒されている状況に、「今日はフィジカルで激しいディフェンスに来たな」と感じたというが、そこで「ファウルが吹かれないので、もう全部ダンクに行くしかない」とプレイを修正。第3Q残り3分16秒には苦しめられていたシャリッチの上から意地のダンクを叩き込み、思わず咆哮が飛び出した。 「前の試合(ナゲッツ戦)で、ディフェンスで悪い部分が多かったので、ビデオを見て反省して切り替えることができた。いつも言っている通り、僕らはディフェンスが良ければ、オフェンスは絶対にいいチーム。僕としてもディフェンスを中心的に頑張れたので良かった。今日は疲れていたけど、気持ちで押し切ることができたと思います」 直面した課題を次の試合で修正できるのが八村のルーキー離れした部分だ。“キング”ことレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスを擁するロサンゼルス・レイカーズと対戦する29日の一戦でも大きな期待が懸かる。

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