好調ナゲッツのミルサップは「真のグッドプレイヤー」

デンバー・ナゲッツは今季13試合を消化して10勝3敗で、好調のロサンゼルス・レイカーズに次ぐカンファレンス2位の好位置につける。大黒柱はジャマール・マレーとニコラ・ヨキッチの若手コンビだが、それを陰で支えているのがNBA14年目のポール・ミルサップだ。 ナゲッツ3年目を迎えた今季の成績は平均13.8得点(チーム4位)、6.1リバウンド(同3位)、1.4アシスト、1.08スティール、0.69ブロック。主要部門のスタッツだけで言えば、全盛期のユタ・ジャズやオールスターに4度出場したアトランタ・ホークス時代には及ばない。それでも、“生産性”は近年よりもアップしている。 ビッグマンながら、3ポイントシュート成功率はリーグ5位タイの50%。トゥルーシューティング(総合的なシュートの能力を評価する指標)62.6%はキャリアハイペース、48分間のウィン・シェア(勝利にどれだけ貢献したか算出した指標)でもチームトップだ。 米スポーツ専門局「ESPN」のザック・ロー記者は、「ミルサップの静かな偉大さ」と題して、攻守両面でミッションに応えるミルサップの能力を称賛している。 「ミルサップは過去10年で最も過小評価されている、真のグッドプレイヤーかもしれない。彼は今、デンバーが必要としていることを何でもする。チームがエネルギーをいつ使えるかを感じ取り、それをもたらす方法を見つけ出す。オフェンシブ・リバウンドで3人を相手に競い、ボールマンにプレッシャーをかけ、スクリーナーやパサーとしても攻撃に幅をもたらす。対戦相手がサイズダウンし、ウイングやサイズの小さい選手がマッチアップすると、彼はビーストモードに入る」 昨季は熱戦の末、ポートランド・トレイルブレザーズに屈してカンファレンス準決勝で涙をのんだナゲッツ。2008-09シーズン以来のカンファレンス決勝以上を目指すうえで、ミルサップの活躍は欠かせなくなりそうだ。

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