ブルズHC「負けるのは恥じゃない」と語る真意は

シカゴ・ブルズは現地16日のブルックリン・ネッツ戦で111-117と敗れ、今季4勝9敗と苦しんでいる。 ネッツ戦ではエースのザック・ラビーンが両チーム最多の36得点、ウェンデル・カーターJr.が18得点、ラウリ・マルカネンが16得点とスタメン勢が攻撃で奮闘した。しかし、第1Q(クォーター)で30-19と許したリードを第2Qの猛攻でひっくり返したものの、最終Qに43-33と大きく突き放され、ホーム成績は今季2勝4敗となった。 生みの苦しみに直面している状況について、カーターJr.は「まだ15試合、16試合だ。シーズンでも早い段階で、僕らは全員でチームを作っている」と言及。チームを指揮するジム・ボイレンHC(ヘッドコーチ)もこのように話し、選手たちのさらなる奮起を促す。 「聞いてくれ。誰も負けたくはない、誰もホームゲームで負けたくはない。NBAのゲームで負けることは恥ではない。毎日起こっていることだ。私が失望しているのは、シカゴでの土曜日の試合のスタートだ。あのような形は好きじゃない。私は彼らのためにプレーできない。彼らがやらなければいけないんだ」 今季平均21.6得点を挙げているラビーンは、チームの課題を指摘する。 「一つのアクションが起こると、みんながボールを持った選手を見る。それぞれの行動をしているんだ。それだと厳しい。時々ボールを持つと、12個の目が僕を見ているように感じる。6つ目のセットはコーチだ。僕はシュートを打つのも、失敗するのも怖くはない。僕が責任を負えばいいんだ。もっとユニットとして上手くやる必要がある」 ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ、ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンはそういった状況のなかでもチームを勝利に導いている。ブルズがこの苦境を抜け出すには、ラビーンがスコアはもちろんのこと、リーダーシップ、勝負強さでも選手たちの先頭に立つ必要があるだろう。

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