ミネソタ・ティンバーウルブズのゴーギー・ジェンが、オフシーズン・NBAケアーズ・コミュニティ・アシスト・アウォードを受賞した。NBAは、母国セネガルの子供たちやその家族の医療をサポートするプログラムを続けているジェンの活動を高く評価したそうだ。この賞が創設されて、今年で3年目になる。 ジェンは、ゴーギー・ジェン基金とミネソタに本拠地を置く非営利団体のMATTERと共同し、母国セネガルを長期にわたってサポートしている。彼はこれまでに、セネガルに生命維持用の医療機器や健康促進器具を寄付し、継続的な食料維持のための農場と農場スタッフを提供してきた。さらに、バスケットボールを通じて子どもたちにリーダーシップや問題を解決する能力を教えた。 今年7月、ジェンはバスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ・アフリカとSEEDプロジェクトの一環で再びアフリカを訪れた。この2つのプログラムは、ジェンが幼少の頃にバスケットボールの基本と重要な価値を学ぶきっかけだった。この時の会見で、ジェンは以下のように語っている。 「私は、自分の立場を活かして母国を助けられることを光栄に思っている。アフリカにはまだまだ多くの問題が残されているが、私はここに住む人たちと、この土地で得られる資源を誇りに思っている。セネガルの子供たちの未来を創るために力を貸してくれたMATTERとウルブズのシーズン・チケットホルダーのロジャー・マカベ氏とナンシー・マカベ氏に感謝している」 現地11月8日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦の試合前に、NBAケアーズのアンバサダーのボブ・レイニアー氏が同賞をジェンに授与した。さらに、NBAとカイザー・パーマネンツが、ジェンに代わってMATTERに1万ドル(約108万円)を寄付することも発表された。