フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のジョエル・エンビードが2試合の出場停止処分を消化し、戦列に戻ってくる。 エンビードは現地10月30日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦、75-55と大量リードを奪って迎えた第3クォーター残り6分42秒にカール・アンソニー・タウンズとゴール下のリバウンド争いで揉み合いになった。最初にエンビードがタウンズを突き飛ばし、続いてタウンズがパンチで応戦。最終的に2人がつかみ合ったままフロアに倒れ込んだ。 エンビードは19得点、5リバウンドを記録していたが、ビデオレビューの結果、両者とも退場処分。翌日、NBAから2試合の出場停止処分が課された。 今季平均25.3分、23.3得点、10.3リバウンド、3.3アシスト、1.33スティール、1.67ブロックをマークしていたエンビード。不在の間はベテランのアル・ホーフォードが代役センターとして2戦合計57得点、10リバウンド、11アシスト、3スティールと奮闘したが、4日のフェニックス・サンズ戦では109-114と今季初黒星を喫した。エンビードが戦列に戻れば、ホーフォードを本来のパワーフォワードで起用できる。 チームを率いるブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は、「明らかに違う。存在感がある。ジョエルがチームに戻ることを楽しみにしている」と絶対的センターの復帰を歓迎していた。