現地10月29日のロサンゼルス・レイカーズ対メンフィス・グリズリーズの一戦で、レイカーズのアンソニー・デイビスが『30分間の出場で40得点、20リバウンド』という大活躍を見せた。 過去に『40/20ゲーム』を達成したレイカーズの選手は、エルジン・ベイラー、ウィルト・チェンバレン、カリーム・アブドゥル・ジャバー、ジョージ・マイカン、シャキール・オニールという、いずれも既にバスケットボールの殿堂入りを果たしたレジェンド選手ばかりで、今回のデイビスは6人目にあたる。 この偉業達成について、デイビスは「彼らのようなレジェンドに並び称されることは大変光栄だが、何よりも重要なのは、俺たちが今日の試合に勝ったことだ(120-91)。チームメイトが俺を信じてくれたから、俺はリバウンドの鬼になろうと思ったんだ」とコメントしている。 得点面では、デイビスがフリースローを27本中26本成功させたことが大きかったようだ。 Elias Sports Bureauのデータによると、32分以下で40得点以上、20リバウンド以上を記録したのは、デイビスがNBA史上初とのことだ。これまでの記録は、1961年にベイラーが記録した『33分間で46得点、22リバウンド』だった。 また、デイビスは、1試合に26本以上のフリースローを成功させたNBA史上4番目の選手になった。これは、1987年にマイケル・ジョーダンが26本のフリースローを決めて以来初の快挙だ。 1試合におけるフリースロー成功数のNBA歴代最多記録は、1962年にチェンバレンが記録した28本だ。この試合で、チェンバレンは、あの有名な『100点ゲーム』を達成している。 さらに、デイビスは、1つのクォーター間におけるフリースロー成功数のNBA歴代最多記録を樹立した。彼は、この試合の第3Q(クォーター)に18本全てのフリースローを成功させた。 また、Lakers.comのロドリゴ・アズルメンディ記者は、デイビスがこの試合で5カ国の選手(アメリカ、セルビア、ブラジル、カナダ、リトアニア)からファールされたというデータを披露している。 さらにESPNは、デイビスが、オニールとアブドゥル・ジャバー以来となる『開幕4試合で100得点、10ブロック、10アシスト』という数字を記録したことにも触れている。 1試合におけるフリースロー成功数のNBA歴代記録 1位:ウィルト・チェンバレン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)/ 28本/ 100得点 2位:エイドリアン・ダントリー(ユタ・ジャズ) / 27本 / 47得点 3位:エイドリアン・ダントリー(ユタ・ジャズ) / 26本 / 50得点 マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ) / 26本 / 58得点 アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ) / 26本 / 40得点 1クォーターにおけるフリースロー成功数のNBA歴代記録 1位:アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ) / 18本 2位:ビンス・カーター(ニュージャージー・ネッツ) / 16本 3位:ギルバート・アリーナス(ワシントン・ウィザーズ) / 15本