2年目も輝きを放つルカ・ドンチッチとトレイ・ヤング

傑出したルーキーシーズンの勢いそのままに、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)とトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)がNBAの開幕ウィークで躍動した。いや昨季以上の活躍で、それぞれチームを開幕2連勝に導いている。 ドンチッチは現地25日のニューオリンズ・ペリカンズ戦で、25得点、10アシスト、10リバウンドのトリプルダブルを記録してマーベリックスを勝利に牽引。その前のワシントン・ウィザーズ戦では、21歳以下の選手としてはリーグの開幕戦記録となる34得点を記録した。ここまで通算9度達成しているトリプルダブル数も、マジック・ジョンソン(7)、レブロン・ジェームズ(5)を超え、21歳以下の選手では史上最多だ。 ヤングもドンチッチ同様に殿堂入り選手並みのスタッツを現在残している。ここまで2試合で合計77得点、18アシストを記録しているのだが、開幕2試合で75得点、15アシスト以上をクリアしているのは、過去にラリー・バードとラッセル・ウェストブルックの2人しかいない。 ホークスが誇るクラッチシューターは現在平均38.5得点、9アシスト、7リバウンドというハイアベレージを残しており、ドンチッチも29.5得点、9.5リバウンド、6.5アシストの好成績をマークしている。 また直前の試合では両者ともに地区ライバルを相手に、試合を決定づけるステップバックからの3ポイントを決めている。偶然の出来事だが、それは強く結びついた2人の関係性を象徴しているかのようだ。 2018年のドラフト全体3位でホークスに指名されたドンチッチだったが、全体5位で指名されたヤングと2019年のドラフト指名権(キャメロン・レディッシュ)との交換で、その後マーベリックスに入団。最終的にはドンチッチが新人王を勝ち取ったが、昨シーズンは2人で同賞を争う活躍を披露した。 多くの人が2人をライバルに仕立てようとするが、SNS上で互いのプレイを称賛しあうなどリスペクトしあう彼らの関係性は、“ライバル”とは程遠い。ただ両選手ともに2020年代を担う素晴らしいタレントであるということに疑いの余地はない。 もうそこには新人王の争いは存在せず、近い将来2人はMVP争いを展開しているかもしれない。とにかく今は彼らの2年目の輝きを楽しむべきだろう。

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