カイリー・アービングが、ブルックリン・ネッツ移籍後の初戦で50得点を記録した。移籍後の初試合での得点としては、これがNBA歴代最多の記録となる。 今オフのフリーエージェントでネッツと契約したオールスター・ガードのアービングは、移籍後の初試合となった現地10月23日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦の試合開始早々から巧みなドリブル・ワークを次々と披露した。彼は、試合時間残り1分16秒の場面で、ステップバック・3ポイントシュートを沈めて得点を同点とし、試合をオーバータイムに持ち込んだ。 記録を樹立したアービングにとって悔いが残るのは、この試合のラストショットだ。彼は、127-126と1点差でウルブズを追うオーバータイムの最後の場面で逆転のショットを狙ったが、このシュートは惜しくも外れて試合終了のブザーが鳴った。 しかし、移籍後の初試合で見せたアービングの50得点は、ネッツの新たな時代の幕開けを予感させた。アービングと共にネッツに加入したケビン・デュラントはアキレス腱断裂のために合流が遅れるが、彼ら2人が揃ったあかつきには、ネッツは一気に優勝候補に名乗りを上げるはずだ。 移籍後の初試合での得点のNBA歴代記録は以下の通り。 カイリー・アービング 50得点 ブルックリン・ネッツ 2019年 キキ・バンダウェイ 47得点 ポートランド・トレイルブレイザーズ 1984年 ウィルト・チェンバレン 43得点 フィラデルフィア・ウォリアーズ 1959年 ジェームズ・ハーデン 37得点 ヒューストン・ロケッツ 2012年 チャールズ・バークリー 37得点 フェニックス・サンズ 1992年 オーランド・ウーリッジ 37得点 デンバー・ナゲッツ 1990年