シックスマン役を受け入れたタイラー・ジョンソン

現地23日、フェニックス・サンズにとって52回目となるシーズンが始まるが、その瞬間をタイラー・ジョンソンはベンチで迎えることになる。 ジョンソンはキャリア最初の4年半をマイアミ・ヒートで、チームにスパークを与えるシックスマンとして過ごした。昨季サンズにて先発に回ったが、ロースターが強化された新シーズンでは再びベンチからの役目を担うことになる。 「自分のキャリアにおいてずっとやってきたこと。昨季はチームにとってこの役目がどれだけ大事かをジャマール・クロフォードと話していた。チームの勢いを維持する、もしくはそれを加速させる。その仕事がずっと好きなんだ」 キャリア序盤では試合時間が近づくと不安を感じていたジョンソンだったが、実際に出場する前にベンチで試合を見ることがその緊張をほぐすことに繋がった。 「試合前、俺は気持ちを高めて準備する。ベンチから出ることで相手の守備を確認できる。また試合の流れを感じながら自分がどのように影響を与えられるか探っていくんだ」 自らの出番が来るまでは、試合がどのようなペースで展開しているか、また相手の弱点となる点を研究する。 「ピック&ロールに対して相手がどのような対応をしているのか。また味方の調子はどうか。自分が試合に入ったら何ができるか。チームのオフェンスがうまくいってなければうまく修正しなければいけないんだ」 モンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)は、ジョンソンの自己犠牲をいとわないチーム第一のアプローチに感謝を示している。 「彼はチームというものを理解している。マイアミでプレイしたことのある選手は自分の役割を分かっており、その役でしっかりと活躍する。求めれば彼は先発としても上手くやるだろう。ただ控えからのほうがやりやすいんだと思う。最初はベンチで試合の流れを読んで、その後コートで結果を残す」 様々な形で試合に影響を与える万能性を持つジョンソンは、ベンチの武器としては最適な存在だ。 「タイラーは堅実だから好きなんだ」とウィリアムズHCはジョンソンを称賛する。「彼はあまりミスをしない。シュート、パス、ドリブルにディフェンスと様々なことを上手くできるし、リバウンドにも積極的に参加する。彼はとても良いプログラムからやってきているから、そういった努力が大事だということを知っているんだ」 本来はシューティングガードのジョンソンだが、サンズで昨季ポイントガードを務めたことで、どちらにも対応できるスキルを身につけた。 「練習では1番、2番の両方をこなしているけど、どちらでも気持ちよくプレイできているよ。昨シーズンの経験が生きていると思う。自分のエゴがプレイの邪魔にならないようにしている。チームに必要とされるポジションで、自分の仕事をこなすだけさ」

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