新シーズン躍進の可能性を秘めた5人の若手たち

待ちに待った新たな戦いの幕が、いよいよ23日(現地時間22日)に切って落とされる。 オフシーズンに多くの動きがあった今季のNBAは、所属チームを移したそのスター選手たちの活躍が大きな焦点となるが、今後のリーグを彩る若手の存在も決して忘れるべきではないだろう。昨季、望外の躍進を遂げてラプターズの初優勝に貢献したパスカル・シアカムがそうだったように、成功に飢えた若武者たちの思いがけない成長は時にリーグの勢力図を変えることがあるからだ。 今季もリーグには飛躍が期待される有望株が数多くと揃っている。ここではその中でも予想以上のサプライズを提供する可能性を秘めた若手5人をピックアップして紹介していく。 アンファニー・サイモンズ(ポートランド・トレイルブレイザーズ) 高校卒業後、スポーツ養成寄宿学校のIMGアカデミーを経てNBA入りを果たした異色肌のスコアリングガード。1年目の昨季は出場時間が限られたが、唯一先発したレギュラーシーズン最終戦では、変幻自在のドリブルとクイックリリースで放つ長距離砲を駆使して37得点と爆発し、そのポテンシャルの片鱗を見せた。フロントの評価も非常に高く、バスケットボール運営代表を務めるニール・オルシェイも「過去15年で指名した選手の中でも最高級のタレント」とその能力を称賛している。ガードの層が薄くなった今季は出場時間が倍増する見込みで、チームの大黒柱であるリラード、マッカラムに続く第3の矢としてブレイザーズをさらなる高みへと導く可能性を秘めている。 ジョナサン・アイザック(オーランド・マジック) 身長が高い上にリーチが長く、それでありながら速くて機敏という、反則的なフィジカルツールを備える。そのサイズと身体能力を生かしたディフェンス力はすでにリーグトップクラスと言われ、将来の最優秀守備選手賞候補としてその名前が挙がる。怪我に苦しみ不発に終わった1年目のリベンジを期して臨んだ昨季は、主にストッパーとして存在感を示してマジックの7年ぶりとなるプレイオフ出場に貢献。チームは1回戦で敗れたものの、ラプターズのシアカムを徹底マークで苦しめるなど、自身の役目をしっかりと全うした。シュート力が向上するなど課題のオフェンス面も年々改善されており、攻守で輝くリーグ最高峰のツーウェイプレイヤーとして認知される日もそう遠くはないだろう。 タイラー・ヒーロー(マイアミ・ヒート) ドラフト全体13位でヒートに入団したヒーローだが、現時点でザイオン・ウィリアムソンの次に最も話題に上がっているルーキーと言っても過言ではない。ケンタッキー大出身の19歳の魅力は、なんといってもその得点力だ。高精度のシュートと巧みなハンドリングを駆使し、プルアップ、ステップバックと様々な攻撃パターンでネットを射抜いていく。平均19.8得点を記録したサマーリーグをはじめ、プレシーズンでも試合開始から1人で14連続得点を叩き出すなど、すでにスコアラーとしての才を随所で発揮している。自らトラッシュトークを仕掛けるなど、物怖じしないタフな精神力を含め、すでに地元ファンのお気に入りとなっており、迎えるシーズンではベンチの起爆剤として重宝されるはずだ。 シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー) 昨季その苗字の長さが話題を呼んだコンボガードは、動きの質が高く、自分のペースを崩さずにプレイできるのが強み。またバスケットボールIQが高く、サイズや角度を駆使したクレバーなプレイで攻守に活躍する。ポール・ジョージとのトレードでサンダーに加入した今季は、新時代を迎えるチームの旗手となることが期待されており、プレシーズンでは平均18.8得点を記録するなどゴー・トゥ・ガイとしてのポテンシャルを示した。今季よりチームメイトになったクリス・ポールの存在も大きなプラスで、シーズン中も百戦錬磨のベテランから多くを学び、スキルをさらに磨いていくはずだ。また若きファッションリーダーとしても知られており、コート内外で多くの注目を集めている。 ニキール・アレクサンダー・ウォーカー(ニューオーリンズ・ペリカンズ) 前述のギルジャス・アレクサンダーを従兄弟に持つ新人ガードは、今リストにおいて最も地味な存在だが、選手としての完成度が高く、一部ではすでに今季ドラフトの掘り出し物と称されている。シュート、パス、ドリブルのどれをとっても高水準で、サイズとリーチにも恵まれていることからPGからSFまで3つのポジションをこなすことができる。大物新人ザイオンの陰に隠れがちだが、プレシーズンでは平均15.4得点、4.0アシスト、3ポイント成功率46.7%と持ち前のオールラウンダーぶりを披露。主にロンゾ・ボールの控えを務める予定の今季は、そのマルチな能力でセカンドユニットを牽引してチームをプレイオフに導くことが期待されている。

関連タグ

選手

  • Jonathan Isaac
  • Anfernee Simons

キーワード

  • ニュース全般
  1. NBA Rakuten トップ
  2. ニュース
  3. 新シーズン躍進の可能性を秘めた5人の若手たち