新生セルティックスがタイトル奪還へ“仲間意識”を重点強化

ボストン・セルティックスは、サイン&トレードで加入したケンバ・ウォーカーを中心とする陣容で2007-08シーズン以来のリーグ優勝を目指す。名門に舞い降りたエースは、新たなチャレンジに心を躍らせている。 2016-17シーズンから2年連続でカンファレンス決勝に進出したセルティックスは、昨季もレギュラーシーズンで49勝33敗の成績を残し、5年連続のプレーオフへ。カンファレンス準決勝でミルウォーキー・バックスに敗れたものの、ゴードン・ヘイワードやジェイソン・テイタムら新旧バランスの取れたメンバーで上々のシーズンを送った。 エースかつ司令塔だったカイリー・アービングがブルックリン・ネッツへ移籍したが、代わりにシャーロット・ホーネッツからオールスター出場経験のあるウォーカーを獲得。新エースとともに、ミルウォーキー・バックスやトロント・ラプターズらライバルたちに挑むことになる。 ウォーカーは9月30日に行われたメディアデーで、「仲間意識を高めたい」と語り、リーダーとしてチームをまとめることを誓っている。 「コートで勝つために最高ケミストリーがほしい。俺たちには有能なタレントがいる。勝ちたいヤツ、より上手くなりたいヤツ、純粋に人間的に素晴らしいヤツ、仲良くなるのが簡単なヤツ。これらがロッカールームで必要な男たちだ」 また、昨季平均15.7点を挙げた3年目のテイタムは「昨季のベストな出来事は、教訓を得たことだけ。自分が何をできたかを振り返って自問自答し、それを今シーズンに応用しようとすることができた。過去に起こったことは変えられない。今後のことを考えるだけさ」と早くも戦闘モード。ブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)も「ポジティブな雰囲気を感じている。私はこのチームが好きだし、彼らの労働論理も好きだ。始まるのが楽しみだ」と陣容に手ごたえを感じている様子だ。 昨季は同地区に所属するラプターズの後塵を拝したが、リーグ優勝17回を誇る名門は虎視眈々とタイトル奪還を狙っている。

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