アメリカ代表がW杯開催地の中国に到着

約1か月におよぶキャンプを経て、アメリカ男子バスケットボール代表がFIBAワールドカップ開催地の中国に到着した。 アメリカ代表を乗せて最終キャンプ地のオーストラリア・シドニーを発った飛行機は、現地8月29日の早朝に中国の上海に到着した。フライト時間は10時間以上で、入国審査にも2時間かかったという。アメリカ代表は日本戦を含むファーストラウンドの3試合を上海で行う。 午前中にホテルへ到着したアメリカ代表は、少し休憩した後に午後の練習を行なっている。 ガードのケンバ・ウォーカーは「いよいよ始まる。次の試合からが本番だ。俺たちは集中しているし、やる気に満ちている。準備万端だ」と意気込んでいる。 ここまでの道のりが大変だったことは、移動距離を見ても明らかだ。ロサンゼルスからオーストラリアのメルボルンに飛び、メルボルンからシドニー、そして上海へ飛んだ。総飛行時間は30時間近く、総飛行距離は2万2530kmにも及ぶ。その後、最終トーナメントにまで勝ち上がれば、中国国内でさらに4230kmも移動することになる。これに帰国便の移動距離を含めると、この1か月間の総飛行距離は3万5400kmを超えることになる。これは、NBAチームのレギュラーシーズン中の総移動距離の半分以上に値する距離だ。 ユタ・ジャズのドノバン・ミッチェルは、今夏シグネチャーシューズのプロモーションでヨーロッパや中国を訪れているが、移動による疲労については「何も問題ないし、みんな調子が良い。到着してさっそく練習をしたが、全員が素晴らしいエナジーを発揮していたし、鋭い動きだった。度重なる移動の影響が懸念されるとすれば、それはメンタル面の問題が出てきた時だろう」とコメントしている。 また、アメリカ代表を率いるグレッグ・ポポビッチHCは「いよいよ挑戦が始まる。我々はどんな相手であろうと手は抜かない。いつも通りプレイする」と、FIBAワールドカップ本番に向けた意気込みを語った。

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