「BIG3」がNBA復帰の足掛かりとなる?

現地メディアThe Undefeatedのマーク・J・スピアーズ記者によると、元NBA選手のジョー・ジョンソンは、8月29日にフィラデルフィア・76ersとワークアウトを行い、その後ロサンゼルス・クリッパーズ、ミルウォーキー・バックス、デンバー・ナゲッツ、ニューオーリンズ・ペリカンズと立て続けにワークアウトを行うようだ。 7度のオールスター選出を誇るジョンソンはFAとなった昨季、NBAチームと契約を結ぶことはなかった。NBAでのプレイを諦めていたジョンソンは、3月にラッパーであるアイス・キューブが2017年に立ち上げた「BIG3」と契約を結んでおり、現在は同リーグのトリプレッツに所属している。トリプレッツで平均21.9得点、フィールドゴール成功率48.5%をマークしたジョンソンは、「BIG3」のMVPを受賞、トリプレッツは9月1日にチャンピオンシップを戦う予定だ。 ジョンソンとのワークアウトが報じられている上記5チームは、「BIG3」でのジョンソンの活躍を受け、彼がまだNBAに通用する選手であると感じたのだろう。元NBA選手で現在「BIG3」のボール・ホッグスに所属するブライアン・スカラブリーンは、現地メディアThe Athleticsの取材に対し、ジョンソンがまだNBAに通用し、彼がNBAに復帰することで「BIG3」の信頼性も向上すると語った。 「ジョンソンは攻守両面で優秀な選手だ。ピック&ロールが上手いし、パスも得意だ。彼はNBA選手だよ。チャンスがあると思う。彼がNBA復帰を果たせたら、今後は「BIG3」を足掛かりとしてNBAを目指す選手が増えるんじゃないかな」。 ジョンソンは、ユタ・ジャズとヒューストン・ロケッツに所属していた2017-2018シーズン、控え選手として1試合平均6.8得点、3.1リバウンド、1.5アシストをマークしている。昨シーズンこそNBAでの出場機会に恵まれなかったジョンソンだが、「BIG3」で活躍したことで、NBAでのセカンドチャンスが与えられるかも知れない。 これを受け、昨季までマイアミ・ヒートでプレイしたドウェイン・ウェイドは、「ジョンソンのNBA復帰が実現すれば、「BIG3」がNBA復帰を目指す選手のためのプラットフォームとして評価される、大きな一歩となるだろう」と自身のツイッターに投稿している。 スポヲタ:ビタラフ アドル

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