アメリカ代表は強豪ひしめくFIBAワールドカップを勝ち抜けるのか?!

今回、多くのスター選手がアメリカ代表入りを辞退したが、アメリカ以外の代表チームではそのような事態は起こらなかった。シーズンMVPのヤニス・アデトクンボ(ギリシャ代表/ミルウォーキー・バックス)、オールNBAチームに選ばれたルディ・ゴベア(フランス代表/ユタ・ジャズ)とニコラ・ヨキッチ(セルビア代表/デンバー・ナゲッツ)、そしてトロント・ラプターズの優勝に貢献したマルク・ガソル(スペイン代表)らは、それぞれの国を代表してFIBAワールドカップの開催地の中国に乗り込む。 ヨキッチは「俺たちは金メダルを獲るために中国に行くんだ」と、優勝しか考えていないことを明らかにしている。 実際、彼が所属するセルビア代表は今大会の優勝候補の一角と考えられている。 もちろん、昨シーズンの最優秀守備選手賞を受賞したゴベア率いるフランス代表や、先日の親善試合でアメリカを破ったオーストラリア代表にも大きなチャンスがある。セルビア代表に4名のNBA選手がいるのに対し、フランス代表とオーストラリア代表には、それぞれ5名ずつのNBA選手がいる。今大会の出場国全体で見ると、NBAでのプレー経験がある選手は60人以上に登ると見られている。そのうち、アメリカ代表に所属するのは12名だ。 今大会の出場選手のうち、前回の2014年のワールドカップを経験している唯一の選手であるフランス代表のニコラス・バトゥーム(シャーロット・ホーネッツ)は「多くのチームにメダルの可能性がある。今大会のメダル争いは熾烈を極めるだろう。我々を含む全てのチームが、母国にメダルを持ち帰るためにベストを尽くすんだ」とコメントしている。 今回のアメリカ代表のメンバーの中で、昨シーズンのオールNBAチーム入りを果たしたのはケンバ・ウォーカー(ボストン・セルティックス)ただ1人だ。今回のFIBAワールドカップに出場するNBA選手の昨シーズンのスタッツを見ると、平均得点のトップと、平均アシストのトップ3、そして平均リバウンドの上位7名が全て外国籍選手であることが分かる。それ程までに、アメリカ国外の選手のレベルが高くなっているのだ。 アメリカ代表のグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)は「多くのチームに優勝のチャンスがある」と気を引き締めている。 ロスター全員がNBA選手なのはアメリカ代表だけだが、今大会のメンバーは”スター選手不在”と言われており、いわゆる『ドリームチーム』と呼ぶには程遠い戦力なのは確かだ。 だが、スペイン代表のセルジオ・スカリオーロHCは決してアメリカ代表を甘く見ようとはしない。NBAシーズン中はラプターズのアシスタントコーチをしているスカリオーロHCは、アメリカ代表選手のサラリーの高さに注目すべきだとしている。アメリカ代表の12名のサラリーを合計した金額は、今大会に出場するアメリカ代表以外の全選手を合計した額よりも高いのだ。 ちなみに、先日のスペイン代表との親善試合で先発したアメリカ代表の5名の今シーズンのサラリーを合計すると1億500万ドル(約114億円)になる。 つまり、総合力で言えば、アメリカ代表は他国を寄せ付けない力を持っているのだ。 だが、アメリカ代表と親善試合を2試合したオーストラリア代表の戦いぶりからは、ワールドカップ2連覇中のチームを恐れる素ぶりは全く見られなかった。 先月、セルビア代表のサーシャ・ドルジェビッチHCは「彼らには彼らの戦い方があり、我々には我々の戦い方がある。もし対戦することになれば、神がどちらかのチームを助けるかもしれない」とコメントしていた。 セルビア代表は明らかに今大会に掛けているが、他にも優勝を狙っているチームがある。 昨シーズンのNBAシーズンMVPを受賞したギリシャ代表のアデトクンボも、その1人だ。今月上旬、彼は「ワールドカップの金メダルをギリシャに持ち帰ることができるなら、シーズンMVPを返還しても良い」とまで言っていた。 そのアデトクンボの発言について、アメリカ代表のセンターを務めるブルック・ロペス(バックス)は「彼は、それを本気で言っている。彼は心の底から金メダルが欲しいと思っているんだ」とコメントしている。

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