ベン・シモンズが母国で人種差別被害に?!

フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のベン・シモンズが、オーストラリアのメルボルンにあるカジノで人種差別被害にあったと、自身のSNSに投稿した。 インスタグラムに投稿したビデオの中で、シモンズは「一緒にいた白人の友人たちはカジノの入り口でIDの提示を求められなかったのに、2人の黒人の友人と自分だけがIDの提示を求められたことか理解できない」とコメントしていた。しばらくして、この話題がニュースに流れ、カジノ側が「我々のセキュリティ・スタッフは、25歳より年下に見える人物には必ずIDの提示を求めている」という声明を発表したことを受け、シモンズはこのインスタグラムの投稿を削除している。 今オフにシクサーズと5年1億7000万ドル(約190億円)の延長契約を結んだシモンズは、オーストラリア出身のアスリート史上で最も高給取りの選手となったが、カジノのセキュリティ・スタッフは彼のことを知らなかったようだ。結局、シモンズはIDを提示して2つ目のセキュリティ・ポイントに進むことを許可された。 メルボルン出身のシモンズは、インスタグラムに投稿したビデオについて、自身のツイッターで以下のように釈明している。 「昨晩カジノで起きたことについては、皆んなもう知っているよね。俺と俺の友人は、名指しで差別を受けたような気がしたんだ。誰だって、こんな気分は味わいたくないはずだ。俺は平等について熱心に唱えているし、悪いことに直面したら絶対に声を上げようと心に誓っているんだ」 カジノ側は、声明文の中で「我々独自のセキュリティ規約に則り、セキュリティ・スタッフは25歳より年下に見える人物には必ずIDの提示を求めるようにしている。我々は、18歳以下が違法にカジノ内に入ることを阻止するために警備を強化している。最終的に、シモンズたちはIDを提示し、全員がカジノへの入場を許可された。我々は、彼らに差別的な対応をしたという報告を断固として否定する」とコメントしている。 シモンズはインスタグラムの投稿を削除した理由を明かしていない。 オーストラリアのメディアによると、その晩、シモンズはカジノに隣接するホテルに宿泊していたそうだ。 今夏にオーストラリア代表として活動することが発表されていたシモンズは、メルボルンでアメリカ代表と2試合したあとにFIBAワールドカップに出場することが期待されていた。しかし、彼は来シーズンのNBAに備えるために今夏の代表活動を辞退することを決断した。

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