昨季王者ボストン・セルティックスは、デンバー・ナゲッツとともにアラブ首長国連邦の首都アブダビでプレシーズン開幕を迎えた。昨季のファイナルMVPに輝いたセルティックスのジェイレン・ブラウンは初戦こそ8点にとどまったものの、2戦目では23分プレイして21点、3アシストを記録。130対104での勝利に貢献した。 なお、選手たちはエティハド・アリーナで2試合を戦っただけでなく、現地では様々なアクティビティに参加。ブラウンにとってもいい経験となったようだ。試合後、『NBC Sports Boston』のクリス・フォースバーグ記者のインタビューで「このスポーツをグローバル化するのは素晴らしいことだと思う」と語っている。 「中東はこの地域にスポーツとエンターテイメントをもたらすために、たくさんのプロジェクトに取り組んでいる。我々がここに来て、楽しみ、世界の様々な場所で試合ができるというのは、スポーツの素晴らしさだと思う。ひとつ屋根の下で、大勢の人たちが試合観戦を楽しんでいる。良い事だと思うよ」 なお、大のサッカーファンであるブラウンは今回のアブダビ滞在中に、ティエリ・アンリ、ロナウジーニョ、ジェラール・ピケと面会。そうした経験も本人にとって刺激的だったようだ。 「アンリとロナウジーニョはこれまでで一番好きな選手。2人がここでセルティックスのウェアを着て写真を撮ってくれたなんてクレイジーだよ。僕はバルセロナのファンとして育ったけど、その後メンターの1人が自分をアーセナルファンに変えた。それでもピケ(2023年までバルセロナの選手)は自分にとってレジェンドだし、史上最高のディフェンダーの1人なんだ。彼らは自分が影響を受けた人たちだ。みんなセルティックスのユニフォームを着て、一緒に写真を撮ってくれた。最高に幸せだったよ」 帰国の途につくセルティックスは、日本時間10月13日(現地12日)にホームのTDガーデンでフィラデルフィア・76ersとプレシーズン戦を行なう予定だ。