元NBA選手のジョー・ブライアントが69歳で逝去した。亡くなった理由は明かされていないが、ブライアントの母校でコーチも務めた経験があるラ・サール大学は、「エクスプローラー(同大学バスケットボール部の愛称)ファミリーの愛すべきメンバーであり、心より悔やまれる」と声明を発表している。 ラ・サール大学でヘッドコーチを務めるフラン・ダンフィは、ブライアントが最近になって脳卒中に見舞われたと、『Philadelphia Inquirer』紙に語っている。 “ジェリービーン”の愛称で親しまれたブライアントは、ラ・サール大学を卒業後、1975年のドラフト1巡目14位でゴールデンステイト・ウォリアーズに指名され、その後フィラデルフィア・76ersに移籍。サンディエゴ・クリッパーズ、ヒューストン・ロケッツなどを渡り歩き、NBA通算606試合に出場。平均8.7点、4リバウンドをマークした。その後フランスとイタリアで現役を続けたのち、コーチに転身している。 2007年に東京アパッチ(bjリーグ)で指揮を執ったのを皮切りに、レラカムイ北海道、ライジング福岡と、日本のチームを率いた経験がある。そのほか、WNBAのロサンゼルス・スパークスやタイでもコーチを務めた。 息子は2020年1月に亡くなったコービーだ。コービーの妻であるバネッサは、自身のInstagramに、「義父の訃報に接し、哀悼の意を表します。一緒に過ごした時間は少なかったけれど、彼はいつも優しくて、一緒にいて素晴らしい人だった。コービーは彼をとても愛していました」と投稿している。