日本時間6月10日(現地9日)、ボストン・セルティックスとダラス・マーベリックスのNBAファイナル第2戦が行なわれ、ホームのセルティックスが105-98で勝利した。セルティックスはシリーズ2勝目。マーベリックスは2連敗でホームに戻ることとなった。 第2戦前には、マーベリックスのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)が「セルティックスのベストプレイヤーはジェイレン・ブラウン」と発言したことで、メディアを賑わせた。しかしジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)は、特定の選手をフォーカスさせるような状況を好ましく思っていなかったようだ。「この選手がとか、あの選手がとか、セルティックスのバスケットボール以外の話にしようするのは本当にうんざり。今日コートに立った全員が、フロアの両エンドで勝利につながるプレイをした」と選手たち全員を称賛した。 セルティックスでチームハイの26点をマークしたのは、ドリュー・ホリデーだった。加えて11リバウンドも記録。さらにジェイソン・テイタムはシュートタッチに苦しみながらも18点に加えて9リバウンド、12アシストとオールラウンドに活躍し、ブラウンも21点、3スティール、デリック・ホワイトも18点、3スティールと、多くの選手がそれぞれの役割を果たした。 一方、マーベリックスのルカ・ドンチッチは32点、11リバウンド、11アシストと、球団史上初のNBAファイナルでトリプルダブルを達成した選手となったが、カイリー・アービングはフィールドゴールが7/18と不発。その他の選手もドンチッチを十分にサポートしたとは言えず。ドンチッチも、「彼らは素晴らしい選手がたくさんいる。基本的に、全員爆発する力がある」と、セルティックスの選手層の厚さを認めた。 なお、セルティックスがNBAファイナル最初の2戦を制したのは9度目で、そのうち8度で優勝を成し遂げている。 第3戦は13日(木)午前9時30分から行なわれる。