ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが、JJ・レディックと運営するポッドキャスト番組『Mind the Game』で、クリーブランド・キャバリアーズ在籍時のチームメイトであるカイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)について振り返った。ジェームズは「彼がもう相棒ではないことにとても怒っている」と、アービングとのプレイを恋しがっていることを認めた。 ジェームズとアービングは2014-15シーズンから2016-17シーズンまで共闘。その間、3年連続でNBAファイナルに進出し、2016年にはゴールデンステイト・ウォリアーズを破って優勝も成し遂げた。そんなアービングが今年久々にNBAファイナルの舞台に立つということで、ジェームズは「あの頃を思い出すね」と語っている。 その後アービングはボストン・セルティックスへ移籍するも、若いチームを率いるアドバイスをジェームズに請うなど、2人の関係性は続いていた。昨季途中にアービングはブルックリン・ネッツからトレードでマーベリックスへ移籍したのだが、レイカーズはトレード期限日前に手を挙げていたチームのひとつと言われている。『ESPN』によるとレイカーズはラッセル・ウェストブルック(現ロサンゼルス・クリッパーズ)と2027年、2029年のドラフト1巡目指名権をオファーしていたものの成立せず。その後アービングのマーベリックス行きが決まると、ジェームズは『ESPN』のインタビューで「相性の良い選手だったし、試合でも相性が良かった。優勝に貢献してくれる選手だと思う」と、獲得できなかった悔しさを滲ませていた。 『ESPN BET』によると、NBAファイナルの勝者予想はセルティックスの方が人気だが、ジェームズはアービングの存在を無視できないと語る。ミネソタ・ティンバーウルブズとのカンファレンス決勝第1戦、アービングが前半で24得点を挙げたパフォーマンスが、マーベリックスに対する考えを再考させたと述べている。 「『ダラスはカンファレンス決勝に勝つだけでなく、(NBAファイナルでも)全勝するかもしれない』という感じだった。(アービングという)ワイルドカードが要因。彼はNBA史上最も才能がある選手だ」 さらに、「カイリー・アービングのような男をワイルドカードとして持つことは、ウノでカードを配られるたびにドロー4を手にするようなもの」と大絶賛。自身としては2017年以来となるNBAファイナルで、アービングは元相棒の期待に応えるパフォーマンスを披露できるか。