日本時間5月30日(現地29日)、ロサンゼルス・クリッパーズはタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)と延長契約を結んだと発表した。チームは詳細を明かしていないが、『ESPN』は関係者の情報として今回の契約は2028-29シーズンまでと報じている。また、その間の年俸は約1400万ドルになるという。 バスケットボール運営部代表を務めるローレンス・フランクは、「T・ルーは我々がヘッドコーチに求めるすべてを備えている。彼は卓越した戦術家であり、天性のリーダー。選手やスタッフなど周囲の人々と心を通わせる能力を持っている」と、ルーHCの素質を評している。 ルーHCは今季までの4シーズンで184勝134敗を記録し、3度ポストシーズンに進出。2021年には球団史上初となるカンファレンス決勝進出を果たした。今季はパシフィック・ディビジョン1位の51勝31敗で、地区首位に立ったのは球団史上3度目だ。 「過去4年間、このチームを指導するのが大好きだったし、(来季からクリッパーズが本拠地とする)インテュイット・ドームで新しい時代に向かうことに興奮している」 今季はプレイオフ1回戦でダラス・マーベリックスに敗れてしまったが、ルーHCはチームをさらなる高みへと導くことができるか。