日本時間5月30日(現地29日)、ワシントン・ウィザーズはブライアン・キーフを球団史上26人目のヘッドコーチに任命したと発表した。 キーフ新HCは今季ウィザーズのアシスタントコーチを務めていたが、1月にウェス・アンセルドJr.前HCがフロント職に異動した後は、暫定HCとしてチームを率いていた。なお、アンセルドJr.は後にシカゴ・ブルズのACに就任している。 キーフ新HCが率いて以降の戦績は8勝31敗で、アンセルドJr.前HCの異動前(7勝36敗)と大きく変化はないものの、ディフェンシブ・レーティングやネットレーティングなどが改善された。とりわけ被3ポイント成功率は、キーフの下でリーグ2位の34.5%に抑え込んでいる。 ウィザーズのウィル・ドーキンスGM(ジェネラルマネージャー)は、「ブライアンが次期ヘッドコーチに就任することに興奮している。ブライアンはモチベーションを高め、人を繋ぐことに長けている」と、キーフの能力を高く評価している。 キーフ新HCは2005年にサンアントニオ・スパーズでビデオコーディネーターとなり、NBAキャリアをスタート。2年目となる2006-07シーズンに優勝を経験している。これまで16年のNBAコーチキャリアを通じて、ブルックリン・ネッツ、オクラホマシティ・サンダー、ロサンゼルス・レイカーズ、ニューヨーク・ニックスのアシスタントコーチを歴任。多くの選手育成に尽力してきた。また、キーフが暫定HCとなって以降、ウィザーズの選手も多くの部門のスタッツを改善できたとチームは発表している。 キーフ新HCは「これからも選手たちと一緒に働き、彼らの成長を助けることを楽しみにしている」と意気込みを明かした。