日本時間4月30日(現地29日)、デンバー・ナゲッツはホームでロサンゼルス・レイカーズと対戦し、108-106で勝利した。4勝1敗としたナゲッツは、カンファレンス準決勝へ駒を進めた。 勝負を決めたのは、第2戦でも勝利を呼び込むブザービーターを決めているジャマール・マレーだった。試合前には左ふくらはぎの張りがあったことから欠場を勧められたものの、勝利のためにコートに立つことを選択。そして試合残り3.6秒、この日32点目となる決勝弾を沈めて見せたのだ。 マレーは「小さい頃に夢見たシュートだ。それよりもちょっと良かった」と、劇的な一発を振り返っている。『ESPN Stats & Information』によると、1シリーズの間に試合ラスト5秒以内での決勝シュートを複数回決めたのは、直近25シーズンでマレーが初だったという。 「今日ちょっと早めに来て、試合に出られるかどうか確認した。自分は行ける気がしたんだけど、リスクを負ってほしくない彼らは僕にノーと言ったんだ」と、強行出場だったことを明かしている。 マレーはその理由として、「チームメイトを置き去りにしたくなかった」とコメント。その意気を買ってチームも出場を許諾。無論、マレーも自身の身体と向き合い、本当にプレイできるかをしっかり見極めた。 ナゲッツのマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は、「彼はウォリアーだ。大舞台になるほど輝きを増すんだ」と、勝負強さを絶賛した。 連覇を狙うナゲッツは、フェニックス・サンズをスウィープで破り勝ち上がってきたミネソタ・ティンバーウルブズとカンファレンス準決勝を戦う。