フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)は、日本時間4月21日(現地20日)に敵地で行なわれたニューヨーク・ニックスとのプレイオフ1回戦第1戦に、104-111で敗れた。この試合の第2クォーター終盤、シクサーズのジョエル・エンビードは左膝を痛めて一時退場。後半も何とかプレイしたものの、フィールドゴールの成功は2/11と精彩を欠いた。 そのためシクサーズは第2戦のエンビードの出場ステイタスについて、左膝の負傷を理由に「クエスチョナブル」と発表した。 今季シクサーズはエンビードが出場した場合で32勝9敗と勝ち越し、敗れたニックス戦でも出場していた36分32秒の間は+14とニックスにリードしていた。ニック・ナースHC(ヘッドコーチ)は第2戦の前日練習で、エンビードについて「気分がどうか聞いたら、『かなりいい』と言っていたよ」と語っているものの、一方で控えビッグマンのポール・リードに長いプレイタイムを与えることを否定しなかった。 カイル・ラウリーはエンビード不在時の戦いについて、迅速かつ的確な判断がオフェンス面で不可欠と語る。 「彼がいない時にプレイする方法を見つけないと。他の選手をどう巻き込むか、ボールをどう動かすか、もう少しエネルギッシュにプレイするか、コミュニケーションをもっとうまくとるか、そういうことを考えないといけない」 試合直前で状況がアップデートされる可能性は十分あるが、もしエンビードが不在となった場合、シクサーズはチーム一丸となって大黒柱の穴を埋めることができるか。